令和5年第2回明和町議会定例会
令和5年第2回明和町議会定例会
議事日程(第2号)
令和5年6月7日(水)午前9時開議
日程第 1 一般質問
日程第 2 閉会中の継続調査について
本日の会議に付した事件
議事日程のとおり
〇出席議員(10名)
1番 藤 野 一 也 君 2番 早 川 元 久 君
3番 堀 口 正 敏 君 4番 川 島 吉 男 君
5番 坂 上 祐 次 君 8番 斎 藤 一 夫 君
9番 栗 原 孝 夫 君 10番 三 浦 次 弘 君
11番 関 根 愼 市 君 12番 田 口 晴 美 君
〇欠席議員(1名)
7番 奥 澤 貞 雄 君
〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
町 長 冨 塚 基 輔 君
副 町 長 瀬 下 嘉 彦 君
教 育 長 金 子 博 君
総 務 課 長 吉 田 博 之 君
政 策 室 長 清 水 靖 之 君
住 民 保険課長 高 際 伸 互 君
健康こども課長 川 辺 登 君
介 護 福祉課長 宮 田 高 志 君
産 業 環境課長 高 瀬 磨 君
都 市 建設課長 篠 木 加 仁 君
会 計 課 長
橋 本 桂 子 君
兼 会 計管理者
学 校 教育課長 関 口 峰 之 君
生 涯 学習課長 牛 久 保 正 和 君
〇職務のため出席した者の職氏名
議 会 事務局長 篠 木 正 和
書 記 堀 口 香 里
開 議 (午前 9時00分)
〇開議の宣告
〇議長(堀口正敏君) 皆さん、おはようございます。
本日は、今定例会の最終日です。
ただいまの出席議員は10名でございます。よって、定足数に達しておりますので、会議を開きます。
〇諸般の報告
〇議長(堀口正敏君) 日程に入る前に、諸般の報告を申し上げます。
奥澤貞雄君から欠席届が提出されましたので、ご報告いたします。
以上で諸般の報告を終わります。
〇一般質問
〇議長(堀口正敏君) これより、日程に従いまして議事に入ります。
日程第1、一般質問を行います。
今定例会における一般質問は、2名から通告がありました。
質問方法は、一問一答方式とし、制限時間は45分以内とします。
質問の順序は通告順といたします。
初めに、2番、早川元久君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前9時46分とします。
2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 2番、早川です。私からは、子どもの減少・子育て支援対策と通学時のヘルメット着用について、2点について質問させていただきます。
今日は、奥澤議員さんも欠席ということで、質問者が2名ということでちょっと残念なのですけれども、質問させていただきます。
子どもの減少・子育て支援対策について伺いますが、総務省の5月4日の公表では、15歳未満の子どもの数は、4月1日現在で前年より30万人少ない1,435万人で、42年続けて減少のことということです。日本での総人口に占める子どもの割合は11.5%で、最も高いのが昨年10月1日時点での沖縄県が16.3%で、群馬県は10.3%ということで、全国平均よりも低い29番目になっております。都道府県別では29番目。最も少ないのは、秋田県が9.3%になるそうです。本町での人口に占める子どもの割合は何%になるのでしょうか、最初に伺います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
4月1日時点での当町における総人口に占める15歳未満の子どもの割合でございますが、11.2%と全国の割合との比較では0.3ポイント低い状況でございます。また、昨年の同月との比較におきましては、0.1ポイントの減少をしている状況でございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 全国平均よりも、また群馬県平均よりも低いということで、これはやっぱり子育て支援に対しては力を入れるべきだと思います。
次に、子どもの学びの場であると同時に災害時の避難場所にもなる小中学校の校舎の建て替えについて伺いますが、現在の西小学校の校舎は1963年に完成、オリンピックの前の年になりますが、小中学校の校舎が1967年、中学校の校舎が1968年に完成しております。小中学校ともに完成してから今年で55年から60年になりますが、小中学校の建て替え計画はどこまで進んでいるのでしょうか、伺います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に、引き続き学校教育課からお答えいたします。
今年度から学校教育課では、学校の校舎整備を推進していくため、学校施設整備係を新設しております。校舎の建て替え、またはどのような改修工事を実施するかについての判断を行うために、現時点での校舎の現状を詳しく調査してまいります。この調査結果を基に、どのような工事が必要になってくるのかを見極めまして、現在設置の準備を進めております教育施設整備検討委員会、仮称でございますが、これを設置いたしまして、必要となる教室、そして建て替えが必要となった際の校舎の位置や規模などを含めた整備計画を決定してまいります。
ただいま申し上げました調査業務、そして検討委員会の設置の準備につきましては、現在同時進行で今年度進めていく予定としているところです。また、校舎整備に関しまして必要と見込まれる環境の整備などにつきましては、諸手続に時間が必要となる場合もございますので、随時準備を進めさせていただいているところでございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 再質問になりますけれども、町では東小学校、西小学校の隣接用地の取得がありますので、小中学校の統廃合はないと思いますけれども、合理化対策として統廃合をやる自治体もあるので、そうすれば学校は、小学校は1か所なり、中学校1か所にすれば合理的だなんて考え方もあるのですけれども、私はそれではいけないと思うのですけれども、町では統廃合についてどのような考えを持っておられるのでしょうか、伺います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に、引き続き学校教育課からお答えをいたします。
東西小学校につきましては、それぞれ地域の拠点といたしまして考えております。したがいまして、東西小学校は残す方向で考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 一つは安心しました。中学校も今のままかなと思いますので、安心しました。
次に、子育て支援策について伺います。4月から県内では18市町村で学校給食の無料化が始まりました。明和町でも第3子より今年度から無料化が行われております。小中学校の給食を除いて、また先ほどの小中学校の建て替え以外での町での子育て支援策について町の考えを伺います。どのように考えているのでしょうか。
〇議長(堀口正敏君) 健康こども課長、川辺登君。
[健康こども課長(川辺 登君)登壇]
〇健康こども課長(川辺 登君) ただいまの早川議員のご質問に健康こども課よりお答えいたします。
町の子育て支援策でございますが、その取組の大きな成果の一つに令和3年11月、明和メディカルセンタービル内に開業していただきました明和赤ちゃんこどもクリニックの誘致の成功がございます。明和赤ちゃんこどもクリニック様には、開業以来町の乳幼児健診や予防接種など、地域の小児医療に貢献いただくとともに、子育て世帯に大きな安心感を与えていただいており、当町の安心して子育てできる環境づくりに大きく寄与いただいております。
また、町の経済的支援でございますが、全ての妊婦の方と子育て家庭が安心して出産、子育てができるよう、保健師の面談などの継続的な伴走型相談支援と経済的支援を併せて実施する出産・子育て支援事業、また第1子10万円、第2子20万円、第3子以降30万円のお祝金を支給する、近隣市町に比べ手厚い制度となっています出産祝金支給事業等がございます。また、昨年度よりファミリー・サポート・センター事業を東西ふれあいセンターで実施し、子育て世帯の孤立を防ぎ、町全体で子育て世帯をサポートできる環境を整備したところでございます。
ハード面でございますが、東にスズカケ、中央にこども園、西にポプラと、町内3か所に子育て支援拠点を設置し、保育士や子育て支援員が相談支援等を行っており、居住地域やニーズに合わせ選択できる環境を整えてございます。また、保健センターは、子育て世代包括支援センターと位置づけられており、保健師と管理栄養士が妊娠期からの支援を、役場内の子ども家庭総合支援拠点の保健師が虐待案件等の教育相談を協力して実施しているところでございます。今後子育て世代包括支援センターや各支援拠点と、さらに明和赤ちゃんこどもクリニック様との連携も深めながら、保健医療、育児相談が一体となった包括的で安心して子育てができる子育て支援施策に力を入れてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) ご答弁ありがとうございました。
知らなくはないのですけれども、出産祝金事業ですとか、冨塚町政の下、本当に子育てしやすいまちづくりが行われているということが改めて分かりました。
次に、高速道路の東などの工業団地の造成に伴い、今後町で働く人が増えることが予想されます。Mターン促進奨励金の啓発活動や今後の人口増に向けた町の施策について、町の考えを伺います。
〇議長(堀口正敏君) 産業環境課長、高瀬磨君。
[産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
〇産業環境課長(高瀬 磨君) 早川議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
初めに、Mターン促進奨励金制度につきましては、個人の方につきましては転入時のワンストップサービスとしてご説明させていただき、企業様に対しましてはホームページの掲載、また各種団体とのイベント、また会合等を通じて事業の周知に努めております。今後工業団地の整備に伴いまして、新たに進出する企業様に対しましても制度の周知を十分に図って、町への移住定住、雇用確保等につなげてまいりたいと考えております。
人口増に向けた施策につきましては、産業分野のみならず、様々な分野にわたって展開していくものと認識しております。当課であれば、環境、農業、商工業、消費生活など、所管する立場としまして環境基本計画の更新による施策の推進ですとか農業基盤の整備等担い手の確保、また企業との連携事業によるにぎわいの創出など、様々な既存の行政サービスの推進と、それだけでなく、デジタル田園都市構想事業など新たな行政サービスなども検討していきながら、当町を選んでいただくための施策を継続していくことが重要であるというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) ご答弁ありがとうございました。
私のうちの北側には大輪の工業団地が広がっているのですけれども、やっぱり地元から通勤するというよりは、埼玉方面から通勤する姿をよく、あの時間帯、通勤時間帯はあそこを通ると埼玉方面から通っている人が増えているので、これはぜひMターン促進奨励金ですとか、そういう形で今後啓発事業に力を入れて、町で働く人、町に住む人を増やしていただきたいと思います。
次に、以前は男女の出会いの場としての青年団などがありました。また、男女の出会いの場としての事業を行っていたようですけれども、今後人口増に向けた男女の出会いの場としての事業の計画について伺います。
〇議長(堀口正敏君) 産業環境課長、高瀬磨君。
[産業環境課長(高瀬 磨君)登壇]
〇産業環境課長(高瀬 磨君) 早川議員のご質問に産業環境課よりお答えいたします。
まず、男女の出会いの場という事業でございますが、労使教育委員会が主体となって平成19年から平成29年まで実施していた経緯がございます。事業の目的としましては、こうした出会いのきっかけづくりを通して、町内企業のPRですとか雇用機会の確保、また移住定住などにつなげていくことが目的と考えます。人口増に向けた施策につきましては、先ほど回答させていただいたとおり、様々な分野にわたるものと考えております。今回取組の一環として、男女の出会いの場をつくる事業につきましても、庁内各課はもちろんのこと、近隣自治体とも連携しながら、気軽に参加しやすく、また移住定住につながるような事業内容を検討していきたいというふうに考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 本当に昔は青年団とかあったり、そういうことをやられていたので、そういう結婚ということが行われたのですけれども、今は結婚をしない人も増えているし、またせっかく結婚しても別れる人というのが3割近くというか、3割ほどいるということも芸能人並みになってきたのだなというのが分かるのですけれども、ぜひ出会いの場づくりに力を入れて取り組んでいただきたいと思います。
次の質問に移らせていただきます。次に、通学時のヘルメット着用について質問させていただきます。今までも18歳未満の幼児や児童のいる保護者に対して、自転車でのヘルメットを着用させるよう努力義務がありましたが、4月からは自転車を利用する全ての人が対象になりました。小学校のヘルメット着用での指導はどのように行われてきたのでしょうか、伺います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
現在本町の中学校では、登録制による自転車通学を許可しておりまして、その際必ずヘルメットを着用するよう指導をしております。小学校におきましても、放課後家庭で自転車に乗るときにはヘルメットをかぶるように指導をしております。また、東小学校の一部地域の児童につきましては、自転車による通学を許可しておりまして、必ずヘルメットを着用するよう指導をしております。小中学校とも交通安全教室を実施いたしまして、その中で警察官、また交通指導員の方々のご協力によりまして、自転車の乗り方についての指導を児童生徒が受け、自転車に乗る際には必ずヘルメットをかぶるように指導を行っております。
それ以外でも、学級活動の中で交通安全について取り上げまして、交通ルールの理解を深め、自転車の正しい乗り方やヘルメットをかぶる大切さを考える時間を設けております。また、中学校におきましては下校指導を毎日実施しておりまして、ヘルメットを正しくかぶって自転車に乗るように指導をしているところでございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 答弁ありがとうございました。
南大島の一部の地区では、先ほどもお話がありましたけれども、小学生も自転車での通学が行われているのですけれども、小中学生のヘルメット着用時の熱中症対策はどのように行っているのでしょうか、伺います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に、引き続き学校教育課からお答えいたします。
自転車乗用中の交通事故で亡くなられた方は、約6割が頭部に致命傷を負ったことが原因となっております。また、自転車乗用中の交通事故において亡くなった方の致死率につきましては、ヘルメットを着用していた方と比べまして2倍近く高くなっているとの統計結果もございます。ヘルメット着用の重要性につきましては、命を守る上で大変重要になってくると考えております。現在本町の3校で使用しているヘルメットにつきましては、熱中症対策用に頭頂部に6つの穴が空いているものを使用しております。放課後、小学生が自転車に乗用する場合につきましては、ご家庭の判断におきましてさらに通気性のよいヘルメットなどを着用されているケースもございます。通気性のよいヘルメットと現在使用しているヘルメットに安全面におきまして差がないかなどの課題もございますので、今後も児童生徒の命を最優先させていただきまして、頭部保護と熱中症対策が両立できるような対応を考えてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) ぜひ通気性がよくて、安全性の高いヘルメットがありましたら、それを着用させていただきたいと思います。
徒歩通学の小学生がヘルメットをやめて、帽子での通学の期間があるということを聞いたのですけれども、それはいつからいつまでなのでしょうか、それを伺いたいと思います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの早川議員のご質問に、引き続き学校教育課からお答えいたします。
夏季期間になりますけれども、6月から9月末までにおきましては、ヘルメットではなく、帽子の着用をお願いしているところでございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) よく分かりました。やっぱり今のヘルメットですと暑いということで、やむを得ず帽子にしていくということで、今後やっぱり検討していただきたいのは、通気性のよいヘルメット、これを小学生にもかぶらせていただきたいと思います。
次に、千葉県野田市では、自転車用ヘルメットの着用率を底上げし、交通事故や転倒時の頭部への被害軽減及び交通安全意識の向上を図ることを目的にして、5月12日から始まったそうですけれども、購入費の半額、上限が3,000円ということですが、助成を行っていますが、本町でもできないものか、伺います。
〇議長(堀口正敏君) 総務課長、吉田博之君。
[総務課長(吉田博之君)登壇]
〇総務課長(吉田博之君) ただいまの早川議員のご質問に総務課よりお答えいたします。
本年4月1日から道路交通法を改正する法律が施行されまして、自転車を運転する全ての方がヘルメットをかぶるよう努めなければならないことになりました。なお、群馬県では、中学生、高校生の通学時の自転車事故件数の割合が全国ワースト1位であることから、先行して令和3年4月1日から群馬県交通安全条例が改正され、自転車利用者はヘルメットの着用が努力義務となっており、さらに自転車保険等の加入が義務づけられております。
明和町交通対策協議会では、本年3月に開催しました交通安全推進連絡会議において、委員である各種団体の代表者等を通じまして、自転車のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底を周知させていただきました。また、4月の新入学時期の交通事故防止運動、5月の春の全国交通安全運動、それから自転車マナーアップ強化月間において、明和中学校や県立館林商工高等学校の生徒に対し啓発活動を実施いたしまして、自転車のヘルメット着用を呼びかけるとともに、その必要性について周知をいたしました。
ご質問の自転車用ヘルメットの購入補助につきましては、館林警察署管内で組織します館林地区三交連絡協議会においても担当者間で調査研究をしておりまして、館林警察署管内1市2町で足並みをそろえた形で、補助事業に関して検討を進めているところでございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 2番、早川元久君。
〇2番(早川元久君) 館林管内で検討を進めているということで、ぜひこれは上限が野田市ですと3,000円ということで、ヘルメットの着用といいましても1個当たり5,000円だとか8,000円だとか、結構いろいろ値段を見てみますとするのです。これも着用率の向上ということで、これ実施時期をできるだけ話合いを早めに進めてもらって、早めに実現させていただくよう努力していただきたいと思います。
以上で私の一般質問を終わらせていただきます。ご答弁ありがとうございました。
〇議長(堀口正敏君) 以上で2番、早川元久君の一般質問を終了いたします。
ここで、暫時休憩いたします。
再開の時刻を午前9時45分といたします。
休 憩 (午前 9時28分)
再 開 (午前 9時45分)
〇議長(堀口正敏君) 休憩前に引き続き会議を開きます。
次に、8番、斎藤一夫君の一般質問を許可いたします。制限時間は午前10時30分とします。
8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) 8番、斎藤でございます。本日は、大トリで質問をさせていただきます。本日の質問では、戸籍法改正についてとコロナ後の学校の授業についてお伺いしてまいりたいと思います。
まず初めに、戸籍法改正についてお伺いしてまいりたいと思います。戸籍事務は、本来であれば法務省民事局の管轄でありますが、いろいろな事情から町のほうへ受託事務となっており、町の窓口で職員の方が対応されていることと思います。いろいろな住民の方がいらっしゃる中で、大変ご苦労なされていることと思いますが、ご尽力いただきまして、滞りなく事務処理がされていることにまずもって感謝申し上げる次第でございます。
では、質問に入ってまいりたいと思います。戸籍というのは日本独特の制度であり、住民票のようなものは海外にもあるわけですが、戸籍という制度というのは海外にはない、非常に珍しい制度となっております。この戸籍があることによって、過去を追うことができたり、先祖を追うことができたりするような状況となっているわけですが、この戸籍法が来年度改正となり、読み仮名を振るような形に変更となるわけでございます。申請時においては、出生児に読み仮名をつけた状態で提出されるということで、またそれ以外の住民に関しては1年をめどに役場のほうで変更されることと思いますが、住民への周知徹底というのが法務省のほうでもやっているところではございますが、なかなかまだ住民の方から質問を受けること等もございまして、やはり町としても住民への周知徹底ですね、特に住民の方が何かされるという必要性はないわけですが、やはり不安に思われている方もいらっしゃるのも事実でございますので、住民への周知徹底がどのように行われているのか、ご回答いただければと思います。
〇議長(堀口正敏君) 住民保険課長、高際伸互君。
[住民保険課長(高際伸互君)登壇]
〇住民保険課長(高際伸互君) ただいまの斎藤議員のご質問に住民保険課よりお答えをいたします。
戸籍への読み仮名の記載につきましては、ご案内のとおり、今年の2月に法務省の諮問機関であります法制審議会第197回会議におきまして、戸籍法の改正に関する要綱案が提出されまして、全会一致で法務大臣に答申をされまして、現在開会中の第211回通常国会にて同改正戸籍法が先週6月2日に可決、成立をし、公布の日から起算して2年を超えない範囲ということで、実質上令和6年度中の実施を見込んでおるところでございます。
法改正の内容につきましては、これまで議員もご案内ございましたが、戸籍に記載されていなかった氏名の読み仮名、片仮名表記を追加するとし、併せて氏名の仮名表記の許容性と氏名との関連性、いわゆるキラキラネームなど、本来と異なる漢字の読み方に一定のルールを設け、許容範囲を氏名に用いる文字の読み方として一般に認められるものと法律に規定するものでございます。
現在国では、3つの事項、1つ目として振り仮名の法制化に係る施行時期及びシステム改修のスケジュール、2つ目として振り仮名の届出手続に係る事務の運用及び外部委託の可否、3つ目として振り仮名の収集方法及び国民への周知方法の以上3点について検討しておりまして、この検討結果に基づき市町村は事務を進めていくことになります。議員ご承知のとおり、戸籍事務は地方自治法第2条第9項に規定する第一号法定受託事務で、市町村の裁量権はほぼございませんので、国からの具体的な指示、勧告、助言に基づき、必要な時期に必要な情報、必要な手続について、広報などを通じ町民の皆様に周知をしていきたいと存じます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
国のほうからの法定受託事務ということで、町としては裁量権が当然のことながらないわけですが、やはり一番窓口になるのは町職員の方々でございます。なかなかこの戸籍事務というのは、民事局の中でも、特に法務局の中でも一番難しいというか、先ほど課長のほうから答弁がありましたように、キラキラネームというのが昔はなかったわけですが、近年そのようなものが出てきたことによりさらに煩雑化してきて、住民の方からの問合せ等、かなり大変な事務になるのではないかなというふうに思うところでございます。
役場の多くの事務の中でも、私が考えるところではやっぱり一番に、一番と言っていいくらい大変な事務の一つであるというふうに考えておりますので、これから申請をされるに当たって、新生児の方の場合にはすぐに民事局、法務局のほうへお問い合わせいただいても、戸籍課のほうですぐ判断ができるかどうか分かりませんので、本省のほうへ問い合わせて、しばらくしてからの回答とかということが十分考えられるかと思います。かなり事務が繁雑になりますので、現行の職員だけで果たして対応が可能なのかというと、正直言って私は厳しいのではないかなと。打合せの際に増員の関係というのをお話しするのを忘れてしまったのですが、やはり増員していただいて、いわゆるパートさんでも何でも増員していただいて対応していただかないと、本来の戸籍事務以外の事務、印鑑証明だとか住民票の発行だとか、そのような窓口業務が滞ってしまう危険性というのがあるというふうに私は考えているのですが、そこら辺の対応の検討というのはされているのか、ちょっと通告にないのですが、分かる範囲で結構ですので、お答えいただければと思います。
〇議長(堀口正敏君) 住民保険課長、高際伸互君。
[住民保険課長(高際伸互君)登壇]
〇住民保険課長(高際伸互君) ただいまの斎藤議員のご質問に、引き続き住民保険課からお答えしたいと存じます。
議員今ご指摘のとおり、戸籍事務といいますのは法律の中の法定受託事務一号事務ですので、二号事務であります選挙事務と並び、ちゃんとできていて当たり前、間違いが絶対許されない。万が一間違った場合には、行政上の責任のみならず、刑事上の責任であったり、民事上の責任がございます。そういった中で、今後国がスケジュールを示す中で、経費等につきましても国が負担をしながら、先ほどご指摘ありました今後想定される市町村の膨大な受理業務に対応するマンパワーにつきましても措置されるものと思料いたしておりますので、その辺の動向を見極めながら対応していきたいと存じます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
当然のことながら、本来国の行うべき事務ですので、当然のことながら国のほうから10分の10の形で補助金は出るかと思いますが、お金の問題はさることながら、やはり窓口業務というのは非常に精神的な負担も大きくなり、職員の方のフォローというのが非常に大切になってくるかと思いますので、町長を始め職員の多くの皆様にはフォローしていただき、この戸籍事務がしっかりと滞りなく、今マイナンバーの関係でニュースをにぎわせておりますが、結構間違いがあったり、ニュースを聞く限りで私が個人的に思うのは、これは必ずしも職員側の問題ではなく、受付された方が帰られてしまって、そのままデータが残っていたことによるという、行政サイドの問題ではないのではないかなというような部分がかなり報道では流れているように思うわけですが、戸籍事務となりますと、住民の方が直接関わることがない、新生児の出生届の際の読み仮名に関しては別ですが、今戸籍を持たれている方に関しましては役場のほうの事務処理ということで、膨大な事務処理量があり、精神的にもかなり大変だと思いますので、十分なフォローをお願い申し上げまして、次の質問に入りたいと思います。
2点目といたしまして、やはり戸籍へ読み仮名の記載をするに当たり、当然のことながら住民基本台帳を利用しての記載となるかと思いますが、住民基本台帳のほうに書かれている読み仮名、こちらのほう、読み仮名が間違っていた場合に校正という形で読み仮名の変更をできるわけでございます。これは実際に私も1回校正をかけておりますので、住民票のほうはそのようにやったわけですが、戸籍のほうは1回に限り、間違いがあったら、校正ではなく、別の訂正方法でやられるというようなことが法制審議会のほうで上がっていたように記憶しております。
やはり住民票との読み仮名が、戸籍とで違っているようなことがあっては当然大問題ですので、ここ数年ありましたキラキラネーム等、もう既につけられている名前に関してはそのまま記載されるはずですが、今後は先ほど課長から答弁のあったように、例えばですね、「桜」という漢字を書いて「うめ」と読ませるとか、あるいは「秋」なのに「なつ」と読ませるとか、そのようなどう考えても釣合いの取れないような呼称のつけ方というのは法律で禁止されているということで、ただその判断も法務省のほうの管轄になりますので、最終的にはどうしても判断が難しい場合には、前橋地方法務局ではなく、本省のほうへ行って、民事局のほうの判断で通達なりなんなりが出ていなければ新たに出るという形で、助言なり勧告なり受けてやられることとは思いますが、やはり住民基本台帳、いわゆる住民票との連携というのが非常に大切になってくると思いますが、そこら辺やはり住民の方も住民票と何が変わってくるのかなという、ちょっとそんな質問を受けまして、私もうまく説明できなかったのですが、戸籍というのは日本古来のものですよ、古来というか、日本独特のものですよということでご説明申し上げて、住民票は現行住んでいる方だけのどういう読み仮名でという形で出ていますよというふうに簡単には説明申し上げたのですが、何に使うのと言われたときには、さすがに私も使う先の求めるものによって違うので、分からないというふうにはお答え申し上げたのですが、よく車なんか購入する場合には住民票なのか、戸籍なのかというのは結構聞かれるわけです。どうしても一般の方は、そんなにしょっちゅう取るものではないので、なかなかどっちを取っていいのだか分からないということで、聞かずにこの間戸籍取ってきたら駄目だったと言われたというようなことを言われたこともございまして、仕事なんかで使っていますと、どうしても車の入れ替え等が頻繁になりますので、やはり住民票が必要だというのはすぐ分かるところなのですが、なかなか戸籍というのは一般の方はおおむね相続、あるいは入学だとかの際に使うことがほとんどで、あまり関係ないようには思えるのですが、やはり住民票よりはちょっとなじみがないので、重要な部分になってくるのかと思います。
質問といたしまして、どうしても住民票との連携というのが必要になってくるという部分で、その部分についてお答えできる範囲で結構ですので、簡単で結構ですので、ご説明いただけると住民の方も安心されると思いますので、よろしくお願いいたします。
〇議長(堀口正敏君) 住民保険課長、高際伸互君。
[住民保険課長(高際伸互君)登壇]
〇住民保険課長(高際伸互君) 引き続き斎藤議員のご質問にお答えいたします。
先ほどご答弁いたしましたとおり、具体的運用につきましては今後国より発信されるものと存じますが、法制審議会の要綱案及び新聞報道によれば、戸籍の筆頭者、もしくは戸籍に記載された者の届出を基本とし、法改正施行後、市町村長が住民票などの情報を基に読み仮名を通知した上で、戸籍の筆頭者等が1年以内に届出がなければ、職権で記載をする。また、先ほどご案内ありましたキラキラネーム等特殊な読み方につきましても、出生届は斎藤議員おっしゃるとおりなのですが、実際に使用してきたことを例えば保険証などで証明できれば認められるといった運用になっているものと存じます。経費につきましても、国が負担していく方向かと存じます。また、あわせて高齢者や障害者などの届出が困難な人への支援についても措置されるものと存じます。
いずれにしましても、今般の新型コロナウイルス感染症対策等の経験によりまして、社会における抜本的なデジタル化の必要性が顕在化している中で、デジタル社会の基盤であるマイナンバー、そしてマイナンバーカードについて、国民の利便性の向上と行政運営の効率化を図るため、戸籍の氏名の振り仮名の追加を含む戸籍法の改正が行われるものであると思料しております。ご案内のとおり、先進のアメリカや韓国などではソーシャルセキュリティーナンバー制度であらゆるデジタル化が進んで、コロナウイルスワクチンの接種を例にとっても、日本に比べ比較的スムーズに行われたものと思料いたしております。今後国のDX構想の推進、またマイナンバーカードの利活用を推進する上で必要な改正でございますので、戸籍法第31条による国の助言、勧告、指示、それと国から示されるスキームに基づきまして鋭意努めてまいりたいと存じます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
最後になりますが、先ほども申し上げましたように、職員の精神的負担のほうもかなり大きくなることと思います。職員の皆さんで担当職員の方をフォローしていただいて、トラブルのないように、スムーズに戸籍事務のほうが処理されることをお願い申し上げまして、1問目の戸籍法改正についての質問を終わらせていただきたいと思います。
続きまして、2点目の学校の授業についてということで、ゴールデンウイーク明けからコロナが5類に移行し、学校における授業体制も幾らか変わってきたのかなと。4月、新年度ぐらいからは授業体制のほう、若干コロナ禍のときから比べると体制が変わってきたというふうには聞いてはいたのですが、やはり完全に国のほうも5類に移行したということで、コロナのほう、インフルエンザに近いような形ということでなっておりますが、昨日だったか、今日だったかのニュースで、どこかの高校だったですか、体育祭において、中学校かな、かなりの人数、人数に直すと大体250人前後だと思うのですが、程度のお子さんが体育祭によってコロナに感染もしくは陽性と疑われるというような事態となってしまったということで、通告を出した段階では微妙に上がってはきているものの、幾らか落ち着いているのかなと。ただ、専門家会議なんかによりますと、緩やかに上昇傾向にあるということで、決して予断を許さないのだというふうには言われているのですが、いろんなところへ仕事だとかで出かけてみますと、国民の意識としては随分コロナに対して慣れてしまったというか、安心してしまったというか、5類移行に伴って私もたまに月1回ほど東京で会議があるものですから、東京のほうに行くわけですが、そうするとほぼほぼマスクされている方がいらっしゃらないのかなと。
私も今までの一般質問の中で自転車だとか、あるいは徒歩だとか、屋外では通学時もなるべくならマスクを外したほうが、今後暑くなってくると、特に熱中症だとか怖いものですから、コロナを恐れていたために熱中症で体調を崩してしまう、あるいは命に関わるようなことがあってもいけませんので、そのように申し上げてきたわけですが、やはり学校においては一定の限られた空間の中での授業というのがメインとなってくるかと思います。体育の授業などはどうしても屋外だったり、体育館等、広いところでの授業というのがあるわけですが、通常の授業であれば教室、ちょっと広めで音楽室や理科室等の教室はあるかと思いますが、さして通常の教室とは変わらない中での授業ということで、5類移行に伴って学校における授業というのはどのように変わっていったのか。
また、今後どのように授業のほうを行っていく予定なのか、分かる範囲で結構ですので、お答えいただければと思います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの斎藤議員のご質問に学校教育課からお答えいたします。
学校では、この3年間、新型コロナウイルス感染症の影響下にありましても児童生徒の学びを止めることなく、学習機会の確保、そして充実に努めてまいりました。しかし、感染対策上の必要性から学校ならではの児童生徒の触れ合い、そして集団的な体験活動が制限されてきたことも事実でございます。新型コロナウイルス感染症の5類への移行後につきましては、これまで制限をされてきた教育活動については、その必要性を十分に検討いたしまして、積極的に実施をしていくことが求められております。
本町の3校におきましても、児童生徒の健康観察、換気の確保や手洗いの励行といった日常的な対応につきましては継続をしつつ、授業でのグループの学習、異年齢による集団活動、また多様な集団編成による学習活動を実施いたしまして、ICTを活用しながらの協働的な学びを促進しております。また、参加人数をこれまで抑えて、学年ごとや学級ごとの開催としていた学校行事でございますけれども、これにつきましては全校一斉の形で行うことなどで、児童生徒間の交流の機会を確保するように努めているところでございます。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
コロナ禍において、随分子どもたちの生活も変わってしまったという中で5類に移行したというか、コロナが随分落ち着いてきたという中で通常の状態に戻れること。しかしながら、しっかりと手洗いの励行や換気の実施等、感染対策を十分に気をつけて、子どもたちがよりよい環境で学んでいただけるという体制を取っていただけることにまずもって感謝申し上げる次第でございます。
どうしてもコロナということで、今3年ですか、小学校4年生になる子たちですか、ぐらいまでは入学時からずっとマスクをした状態で、また中学校においては明和の場合東西小学校がございますので、3年間マスクを外した姿を見たことないというお子さんたちも随分いらっしゃると。特に思春期を迎える中高生においては、やはりマスクを外すことに非常に不安を覚えるという話も聞こえてくるところでございますが、やはり素顔が見えないと相手の考えていることがどうしても分かり切らないというような話もございます。なるべく早い段階で通常の体制に戻れることを祈りながらも、やはりコロナを決してなめてはいけないのかなというふうに思うところでございます。多くの方が亡くなられたり、あるいは重症化したりということで、いまだに苦しまれている方が全国には多くいらっしゃるというふうに聞いております。この夏、増えてしまうのではないかという話もございますので、十分な対応をしていただきながら、一人でも感染者を抑えられるようにやっていただきながら、課長からの答弁にもありましたように、学校行事、本来の形に一刻も早く戻していただけるように、異学年の交流という形で体育祭や文化祭、あるいは今まで縮小された中でも明和の場合は実施していただいた修学旅行、これも本来の学習、学校の勉強だけが決して勉強ではございません。やはり修学旅行というのは24時間掛ける何日か、3日間ですと結構な、82時間にはなりませんが、80時間もしくは七十五、六時間、生徒が一緒に過ごすという中で、なかなか経験できない体験をする大事な機会です。やはり通常の状態に早く戻していただきたいと思う反面、コロナに感染してしまったらどうなのだというちょっと不安もございますので、そこら辺をうまくバランスを取りながら、ぜひともやっていただければと思います。
この通告書の中には書いていなかったのですが、修学旅行ではないのですが、ラーケーションという制度がございます。ラーケーションというのは、それぞれの家庭において学校をお休みして、家庭の事情に合わせて校外学習を行っていただく、そういう制度でございます。これについても今幾つかの自治体等で取組が行われているわけですが、こちらのほうもできましたら明和町といたしましても研究、検討していただいて、よい形で早期の実現をしていただけると、私としてはいいのではないかなというふうに考えているところでございます。
続きまして、2点目の質問に移らせていただきます。授業の変化に対する児童生徒の反応はということで質問のほうを出させていただきました。これは、どうしてもコロナ禍でずっと3年間という長い期間、授業を受けていますと、やはりコロナ禍前の通常の授業に徐々に戻っていくにしても、やはり子どもたちの思うところというのは大分違ってくるのかなと。大人が考える部分と、実際に現場の子どもたちが感じる部分というのはどうしても差異が出てしまうものです。大人側としては、通常の形に戻るのだからという中でも、やはり子どもたちに対する精神的な負担だとか、あるいは学習の仕方だとか、大分変わってくるのではないかなと思います。児童生徒の反応としてはどのような状況なのか、お教えいただければと思います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの斎藤議員のご質問に、引き続き学校教育課よりお答えいたします。
ただいまグループ活動、また集団活動を取り入れて、より協働的な学びを実施してできるように、児童生徒が対話を通して学びを深める様子が増えてきております。また、体験的な学びの充実を図ることができるようになりまして、先日行われました中学校の林間学校におきましては、宿泊数をコロナ禍以前の2泊3日に戻しまして、生徒たちは貴重な集団での宿泊体験を行うことができております。今後も様々な教育活動を再開いたしまして、より学校での生活を充実させてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ありがとうございました。
林間学校のほうも2泊3日に戻していただいたということで、コロナの状況を見ながら、また場合によると短縮、もしくは中止という事態にならないことを祈りながら、今までと同じように子どもたちに多くの経験をさせていただけるように、しかしながら感染しないようにやっていただければなというふうに思うところでございます。
最後の質問になります。通常の授業体制にほぼ移行している状況の中で、学習体制というのが随分変わっているかなと思います。本来の学習のパターンというか、体制というか、に変わっている中で、コロナ禍での学習方法に慣れてしまったお子さんというのも少なからずいるのではないかなというふうに考えられるところでございます。そんな中で、児童生徒の学習の深度、どの程度理解されているのか。全国学力テストのほうがあったりもしますので、一部の教科についてはその部分で深度が測れるのかなというふうに思うところでございますが、やはり特に中学生におきましては高校受験という一生の中でも比較的ウエートの重い経験をしなければならない時期にも来ますので、そんな中でどの程度理解が深められているのか。普通の授業に変わったことによって、中にはそれまではついていけたけれども、なかなかついていけなくなってしまうというお子さんも出てきたり、あるいは通常の授業に変わったことによって伸びるお子さんというのもいらっしゃると思います。
先ほど課長から答弁もありましたように、グループ学習等で対話による学習、これというのはやはり先生が35人の生徒さんを目の前で一括して指導しても、なかなかそれぞれ個人差がありますので、同じように見ているようであっても、やっぱりそれぞれ個人差で理解度が違いますので、しっかりと理解し切るお子さんもいれば、そうでないお子さんもどうしてもいらっしゃると。そんな中でグループ活動というのは、生徒さんが生徒さんに教える、教えた側も学びになる、教わった側も理解が深まるというような利点もございます。そのような通常の授業体制に移行されて、深度としてはどんな具合に教育委員会として受け止められているのか、お聞かせいただければと思います。
〇議長(堀口正敏君) 学校教育課長、関口峰之君。
[学校教育課長(関口峰之君)登壇]
〇学校教育課長(関口峰之君) ただいまの斎藤議員のご質問に、引き続き学校教育課よりお答えいたします。
5類移行前からも感染症対策を講じながら、学習指導要領の求める主体的、対話的で深い学びの実現のために、工夫をしながら教育活動を実施してまいりました。また、ICT環境のほうが充実したことによりまして、個別最適な学び、そして協働的な学びの一体的な充実を推進することで、より各教科などの目標に迫る授業の実施ができるようになっております。
ご質問の児童生徒の学習の深度の変化でございますけれども、現状では移行後間もない状況でもございますので、現時点で変化はあまりないものと見ております。今後も確かな学力の育成を目指しまして、主体的、対話的で深い学びの実現に向けた授業改善に継続して努めてまいりたいと考えております。
以上でございます。
〇議長(堀口正敏君) 8番、斎藤一夫君。
〇8番(斎藤一夫君) ご答弁ありがとうございました。
個別的、あるいは協働的学習ということで、一人でも多くのお子さんがしっかりした学習深度を得られるように、これからもご尽力をお願い申し上げまして、私の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。
〇議長(堀口正敏君) 以上で8番、斎藤一夫君の一般質問を終了いたします。
〇閉会中の継続調査について
〇議長(堀口正敏君) 日程第2、「閉会中の継続調査について」を議題といたします。
各常任委員長並びに議会運営委員長から、会議規則第74条の規定に基づき、お手元に配付したとおり、閉会中の継続調査の申出がありました。
お諮りいたします。各常任委員長並びに議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ございませんか。
[「異議なし」と言う人あり]
〇議長(堀口正敏君) 異議なしと認めます。
よって、各常任委員長並びに議会運営委員長からの申出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決定をいたしました。
これをもちまして、今定例会の議事日程は全て終了いたしました。
〇町長挨拶
〇議長(堀口正敏君) ここで、町長から挨拶したい旨の申出がありましたので、これを許します。
町長、冨塚基輔君。
[町長(冨塚基輔君)登壇]
〇町長(冨塚基輔君) 閉会に当たりまして、一言御礼のご挨拶を申し上げます。
去る6月6日から本日までの2日間にわたりまして開催されました令和5年第2回明和町議会定例会も、おかげさまで全日程を終了する運びとなりました。議員各位におかれましては、ご多忙中にもかかわらずご出席をいただき、終始熱心な審議を賜り、衷心より厚く御礼を申し上げます。
今回の定例会には、報告4件、そして議案10件、合わせて14件についてご提案を申し上げましたところ、全て承認を賜り、重ねて御礼を申し上げる次第でございます。
さて、5月8日より新型コロナウイルス感染症の分類が2類から5類になり、経済活動も回復してまいりました。ずっと中止になっておりました明和まつりも、今年は実施するということが先日の運営委員会で決定をいたしました。町のにぎわいが戻ってくることに大変喜ばしく思いますが、まだ完全に収束したわけではありません。ワクチン接種はしばらく続けてまいります。感染症対策もしばらく続けていくことが必要ですが、感染症対策をしながら、今後の各種行事は実施していきたいというふうに考えております。
また、4月26日には、国道122号バイパスのコストコ群馬明和倉庫店もグランドオープンいたしまして、町の内外から連日たくさんの人々にご来店をいただき、にぎわっております。これを起爆剤として、明和町発展のため今後とも各種施策に全力で取り組んでまいりますので、引き続き特段のご支援、ご協力を賜りますようお願いを申し上げます。
結びに、梅雨の季節になりましたが、議員の皆様には健康には十分ご留意の上、ますますご健勝にてご活躍をいただきますようお祈り申し上げまして、定例会閉会に際しましての御礼のご挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。
〇議長挨拶
〇議長(堀口正敏君) 閉会に当たりまして、一言ご挨拶申し上げます。
去る6月6日に招集されました令和5年第2回明和町議会定例会は、本日までの2日間の会期でございましたが、上程された全ての議案が議了し、無事閉会の運びとなりました。皆様方には、お忙しい中ご出席をいただき、慎重な審議を賜りましたこと、ここに厚く御礼申し上げます。
議員任期中の最後の定例議会になりましたが、今期で勇退をされます同僚議員の皆様におかれましては、町政にご尽力、ご貢献いただきましたことに対しまして大変ありがとうございました。立場が変わっても、引き続き町政発展にお力添えをいただきたいと思います。
議員各位並びに町執行部におかれましては、これから暑い夏を迎える季節となりますが、健康には十分留意の上、それぞれの分野、部門におきまして存分にご活躍されますよう祈念申し上げます。
結びに、議会開会中、諸事万般にわたりましてご協力を賜りました皆様に敬意と感謝を申し上げまして、閉会の挨拶とさせていただきます。
〇閉会の宣告
〇議長(堀口正敏君) 以上をもちまして、今定例会に付議されました案件の審議は全部終了いたしました。
よって、令和5年第2回明和町議会定例会を閉会いたします。
大変ご苦労さまでした。
閉 会 (午前10時24分)