阿弥陀様のたたり(2)
(注釈)
- 野良…田や畑
- ばんげ…夕方の食事
若者はそんな板碑には全く興味がなかったので
「なぁんだ、こんなものか これじゃあ(注釈)ばんげのたしにもなりゃしねぇ」
とそのまま、川のほとりにおきっぱなしにしておきました。
その後、しばらくして斗合田にはやり病がおこり、死ぬ人もたくさん出て大変困ってしまいました。
村の人達は、あちらこちらとお願いして回りましたが、はやり病は少しもおさまらず、それどころかますます広まるばかりでした。
村の人達は(注釈)野良にもでられず
「ばあさんもかかったか」
「ねえちゃんは重くて困った」
などと、ただただ家の中で話すばかりでした。
- この記事に関するお問い合わせ先
-
総務課政策室 秘書政策係
〒370-0795
群馬県邑楽郡明和町新里250番地1 役場庁舎2階
電話番号:0276-84-3111(代表) ファックス番号:0276-84-3114
更新日:2018年10月01日