ガマガエルの油
それでも、いっしょうけんめい赤岩河岸をめざして走り続けました。
おくれていたガマガエルがとうとうケガをしたクマを追いこし、油汗をびっしょりかきながらも赤岩河岸に先に着きました。
しばらくしてよたよたとクマがやっとのことでたどり着きました。
その時のクマは、からだ中が傷だらけでかわいそうに思った三佐衛門は、ガマガエルの油をクマの傷にやさしくぬってやりました。
するとどうでしょう。
ガマの油をぬったところは、すぐに血が止まりクマはみるみる元気になりました。
それからというもの、ガマの油をぬると、ケガがなおるということが村の人の口から口へと伝わり、広く知られるようになったそうです。
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更新日:2018年10月01日