麻しん風しん混合ワクチン及び麻しんワクチン製造販売業者による自主回収とその対応について

    麻しん風しん混合ワクチンの製造元のひとつである、武田薬品工業株式会社より、「乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン（タケダ）」及び「乾燥弱毒生麻しんワクチン（タケダ）」において、麻しんウイルスの力価（効果を表す値）が有効期限内に承認規格を下回るロットが確認されたこと、また一部のロットでは、今後、有効期限の満了前に承認規格を下回る可能性があるため、自主回収を行うことが発表されました。

    今回の自主回収対象ロットについて、安全性に問題はなく、また自主回収開始までに接種された方であっても、麻しんウイルスに対する感染予防効果は問題ないとのことです。

・（厚生労働省）「乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン及び乾燥弱毒生麻しんワクチンの製造販売業者による自主回収への対応について」.PDF

・（武田薬品工業株式会社）「乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン（タケダ）及び乾燥弱毒生麻しんワクチン（タケダ）の自主回収について」.PDF

    厚生労働省は「麻しん風しん混合ワクチンの不足は生じない見込み」との見解を示しておりますが、一時的に供給が不安定となっており、医療機関によっては在庫がない場合が生じています。

    現時点において、厚生労働省から麻しん風しんワクチンの定期接種時期の延長の方針は示されておりません。定期接種期間内に接種ができるよう十分ご注意ください。

    また、このような状況をふまえ、麻しん風しん混合ワクチンは定期接種（第1期、第2期）を優先的に実施できるよう調整をしておりますので、第5期対象者や任意接種希望者は接種をお待ちいただく場合がありますが、ご理解のほどお願いいたします。