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セアカゴケグモについて

     セアカゴケグモはオーストラリア原産と言われている外来種の毒グモです。
    咬まれると痛みや発熱が数時間から数日にわたって続き、時に脱力、頭痛、筋肉痛、不眠などが数週間続くことがあります。
    国内では、港湾地域やそれに隣接する地域で多く発見されており、物流や人の移動にともなって生息域が拡大していきます。
    群馬県内において、これまでに発見事例が7例(令和元年7月23日現在)あり、注意が必要です。

1.セアカゴケグモの特徴
  メスの特徴 オスの特徴
体長 10〜15ミリメートル 2.5〜3ミリメートル
体色 全体に暗褐色又は黒色
腹部背面には赤色の帯状の模様
白っぽい色
特徴 毒を持っている
基本的におとなしく攻撃的ではない
驚かされると死んだふりをする
毒性は弱い

注意:体長とは、頭部から腹端部までの長さで、足は含みません

セアカゴケグモ

セアカゴケグモのメス(写真:群馬県)

2 生息場所

・日当たりがよく暖かいところ、昆虫などのエサが豊富なところ。適当な隙間があるところ
・側溝などの側面やふたの裏側
・花壇周りの隙間、墓地の花立てや線香立ての隙間など
・排水溝のふたの裏側・自動販売機の下

3.咬まれないために

・絶対に素手で触らないでください。
・外で作業をするときは、ゴム手袋、くつ下などを着用し、不用意に側溝などの隙間に手を入れないようにしましょう。
・外に置きっぱなしのサンダル等を履くときは注意してください。

4.駆除について

・くつで踏みつぶす。
・市販の殺虫剤を噴霧する。
・熱湯をかける。

注意:駆除の際には、直接触れることのないように駆除をしてください。

5.咬まれた時の症状

・ほとんどの場合、咬まれた瞬間に針で刺されたような痛みを感じます。その後、30分から40分して、鈍い痛み、熱感、赤み、腫れ、発疹、発汗が現れることがあります。
・重症化した場合は、30分から2時間で、激しい筋肉痛、けいれん、吐き気、血圧上昇、呼吸困難等が現れることがあり、とくに小児や高齢者が咬まれた場合は、注意が必要です。このような症状が現れた場合は、できるだけ早く病院で受診してください。
・回復には個人差があり、数時間〜数日、場合によっては数週間〜数か月かかることもあります。

6.咬まれた場合の対処法

傷口を流水や石けん水で洗い、包帯などはせずに、氷等で患部を冷やし、医療
機関で治療を受けてください。

7.連絡先・問い合わせ先

◯群馬県環境森林部自然環境課自然環境係027-226-2872

◯県立ぐんま昆虫の森0277-74-6441

この記事に関するお問い合わせ先

住民環境課 環境保全係

〒370-0795
群馬県邑楽郡明和町新里250番地1 役場庁舎1階
電話番号:0276-84-3111(代表) ファックス番号:0276-84-3114

更新日:2024年05月15日